「デート援交」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
最近女子高生など若い女の子を中心に広がりつつあるこの言葉は、大人の男性からデートをすることと引き換えに金銭的な援助などを受ける、いわゆるJKビジネスの一種です。
本記事ではこのデート援交について、以下の項目に分けて解説していきます。
・そもそもデート援交ってどんなことをするの?違法性は大丈夫?
・デート援交とレンタル彼女・パパ活との違いは?
・デート援交はどういう場所でやり取りしている?相場は?
・デート援交をする危険性はどのくらいある?法的な問題は?
デート援交ってどんなことをするの?違法性は大丈夫?
「デート援交」とは「援助交際」と「デート」を組み合わせた造語で、一時期世間を騒がせた、10代くらいの女子高生などが主に性的行為と引き換えに男性から金銭を受け取っていた援助交際と近い行為ではあるものの、その際に性的行為は伴わないものを言います。
その名前が示すように基本的には疑似的なデートが中心で、買い物や食事、映画や動物園といった場所へ男性が一緒に付き合ってもらい、その代金としてお金を支払います。
違法性については成人同士ならばまず問題になりませんが、相手が18未満の未成年の場合には、金銭のやり取りが各都道府県の淫行条例に抵触する恐れがあります。
詳しいことは各都道府県によって淫行条例の内容も異なってるので一概に言うことはできませんが、相手の年齢によっては問題になる可能性があるという点については、意識しておく必要があるでしょう。
デート援交とレンタル彼女・パパ活との違いは?
ここまでの説明からすると、それまでも存在していた「レンタル彼女」や「パパ活」とは何が違うのか気になるところですよね。
それぞれとの違いについて解説していきましょう。
・レンタル彼女との違い
一般的に言われるレンタル彼女は、業者によってサービスとして提供されているものがほとんどです。
業者に料金を払うことによって所属する”レンタル彼女”とデートすることができ、その際に性行為は伴いません。
また多くは公式サイトを中心に運営されており、デート内容や料金についてもあらかじめ設定されています。
主に個人で行われているデート援交と比べると、業者によってビジネスとして運営されている点が異なります。
・パパ活との違い
個人同士でのやり取りで成立し、男女で疑似的な付き合いをして金銭を受け取るという点ではデート援交ともよく似ています。
実際、言い方を変えているだけというケースもあり、そこに明確な線引きはありません。
ただ一般的には、デート援交が主に10代の女の子を対象としているのに対し、パパ活は10代から場合によっては40代など、特に年齢の範囲は決まっていないという点に違いがあると言えるでしょう。
デート援交はどういう場所でやり取りしている?相場は?
デート援交は基本的に、そうしたものを管理している業者のようなものが存在しておらず、やり取りは個人同士で行われているのが一般的です。
マッチングアプリは未成年だと使えないことも多いため、ほとんどのやり取りはSNSやLINE掲示板を介して行われます。
LINE掲示板やSNSでは「デート援」「デート円光」といった隠語で募集が行われ、それに応じた男性と連絡を取り合って、日取りや料金などを決めていきます。
料金は1時間5000円前後が相場とされていますが、交通費や食事などは料金とは別で男性持ちとなります。
内容については個人間の取り決めになるのでケースバイケースですが、接触・性行為などは禁止というのが基本です。
ただし業者などが行っているものではないので厳密なルールはなく、本人同士の相性や、女性側の考えによっては、そこからさらに発展するケースもあるようです。
デート援交をする危険性はどのくらいある?法的な問題は?
まず男性側の視点から言うと、デート援交に潜む危険性は大きく分けて2つあります。
1つは料金面などでの危険性、もう1つは法律上の危険性です。
料金面に関しては先払いの場合にそのまま逃げられてしまう可能性や、予定より早く切り上げられてしまう可能性、そして美人局などが背後に存在する可能性もあります。
ただし料金的にはそこまで高いものではなく、あくまで健全なデートだけが目的ならば美人局に遭う確率も低く、そこまで大きな被害にはならないでしょう。
法律面では相手が未成年である場合、金銭の受け渡しが淫行条例に抵触する可能性があること、また性的被害などを警戒して警察がパトロールしている場合もあるので、違法行為が無ければ即逮捕とはなりませんが、注意などをされる可能性はあります。
女性側の視点で言えば、自分個人のみで行っている場合には男性から暴行を受ける可能性があるので自衛の対策を持っておく必要があります。
また男性と同様に警察の目が光っている場合もあるので、違法行為は避けるようにしなければなりません。
まとめ・「デート援交」は現代の新しいJKビジネスの形?
デート援交とは、これまで援助交際やパパ活として行われていたものが10代を中心に、よりライトで手軽なお小遣い稼ぎの形として発展したものだと言えます。
SNSやLINEなどが普及し、気軽に他人と繋がりやすくなったこともその背景にあるでしょう。
性的行為を伴わず、比較的低い金額であくまでデートだけに留まるのであれば、そこまで重い犯罪に巻き込まれる可能性は低いとも言えます。
ただし未成年を相手に金銭のやり取りをすれば法に触れるかもしれないということや、性行為はしないという点についても線引きは曖昧で、そうした面で警察も監視の目を強める傾向にあります。
仮に未成年ではなく、男性側は若い女性との楽しいやり取りの一時を、女性側はちょっとしたお小遣い稼ぎとしているならば、比較的健全な行為であるとは言えるでしょう。
もし安全性に不安があるならば、信頼のできる業者が提供しているサービスを男女ともに利用するのも一つの選択肢になるかもしれません。
男女どちらとも、それぞれの事情や望みに合った楽しいデートができるのが一番ですね。
以上、デート援交とは?危ないJKビジネスなの?違法性や安全性について…でした。